女 たち の テロル。 『女たちのテロル』(ブレイディみかこ)の感想(28レビュー)

【プレイディみかこ著「女たちのテロル」を読んで】「自己の権利が蹂躪されるならば、その権利の目的...

女 たち の テロル

人権もなにもあったものじゃない。 3人とも教科書に載るような「偉人」ではない。 そんなに嫌ならどうしてその呪いのテンプレートからさっさと抜け出そうとしないのか。 電子洋書• " 34ページ "道徳とは、強者が弱者を支配するためのツールであり、支配される階級とされる階級を固定させ、維持していくための「階級道徳」なのだということを文子は見抜いていた 略。 松本清張「昭和史発掘」の「朴烈大逆事件」の章で金井文子の名前だけは知っていましたが、アイルランドイースター蜂起のマーガレットもサフラジェットのエイミーも本書で初めて知りました。 戦争、紛争、武力行使という大きな暴力でこそないものの、言葉、隔離といった形の暴力をまとった社会の中でシビアに生きていくこともまた、現代の闘争であり、それは100年前の女性たちが体感した理不尽と変わることはない。

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【書評】『女たちのテロル』ブレイディみかこ

女 たち の テロル

まず『女たちのテロル』。 たとえ、冷たい獄の中で誰にも看(み)取られずに死んだとしても。 しかし、自身が、「私自身の仕事をする」と再三書いているように、もエミリー・デイヴィソンも、思想や運動のために命を擲ったというより、まして男との愛や政治目的のために殉じたわけではないのは言うまでもなく、ただ「私自身の仕事をする」ため、あるいは「私自身」であろうとしたら、死を選ばざるを得ない状況に陥ったのではないかと考える。 ファシズム国家の中にあって、個人の尊厳を主張することは死と隣合わせだ。 ジャンルでさがす• 「女たちのテロル」を半分ほど読んだところで、 迷子になりました。 テロやクーデターは良くないと思っておりますが(日本でも無差別大量殺戮が増えて職質が多くなった)、上記の三人の場合は社会や政府が良くなかったので、言論だけでは変わらないので、仕方なく武装闘争を選び、その流れで今民主的な選挙で社会を変えられる様になったということで、この三人に限らず基本的人権の為に戦った方々には感謝したいです。

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「女たちのテロル」他1点 多様性への道は楽じゃないけど 朝日新聞書評から|好書好日

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"実際、その生涯を通じて、こうした文子の楽天性は、どん詰まりで返すきびすのような、砂が下に落ちきった砂時計がひっくり返る時のような、起死回生の裏返りを見せる。 彼女たちの常軌を逸した行動には、ある種の宗教性の萌芽さえ感じさせられた。 アイルランド独立を求めたイースター蜂起の凄腕スナイパー、マーガレット・スキニダー(1892-1971)。 それは栗原康が伊藤野枝に導かれて『村に火をつけ、白痴になれ』を、梯久美子が島尾ミホに導かれて『狂うひと』をそれぞれ上梓したことに並ぶ、運命的な出会いの賜物である。 忖度は犯罪ではないが隷属制度の強化に与している。 そういう子たちが話すのを聞いていると、なるほど、金子文子の頭のよさというのはこれとイコールで結べるものがあったんじゃないかと思い、いつか彼女について書いてみたいと考えるようになった。

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楽天ブックス: 女たちのテロル

女 たち の テロル

歴史の中の輝く星です。 サフラジェットとは、イギリスの女性参政権活動家のことでした。 彼女の息子への視線は、『女たちのテロル』の3人の女性へのそれと実は似ているのではないかと思うのだ。 本コラムは現在でもele-king. 世界の縮図と言われる所以としての貧困、差別、分断は、ブライトンでつつましく暮らす親子の身近にも忍び寄る。 興味があれば、是非とも本書を読んでみていただきたいが、 もしも無理なら、みかこさんの来日インタビューだけでも。

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【書評】『女たちのテロル』ブレイディみかこ

女 たち の テロル

印象に残った、あとがきの一節を 著者は、イギリスに渡り、保育士資格を取得。 獄中で「日本のために生きる」と転向し、戦争のに利用されたようだ。 英国と日本の間から、ブレイディ氏の著作は蜂起に火をつけるだろうか。 人を嗤い、嘲り、蹴落とすことでしか自身の存在価値を高められず、所詮は権力に寄り添って生きている新自由主義の申し子たちに憧れるくらいならば、人への尊重と尊厳を、愛と知性とユーモアで説くことのできる、ブレイディみかこのような大人に憧れてくれ! と、切に願うのである。 宣言してしまえばこっちのもんだ。

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女たちのテロルの通販/ブレイディみかこ

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本書はただの評伝ではない。 そんな死人の生は彼女には生きられなかった。 彼女にとっては女性参政権だけでなく、この世のあらゆる女性差別を自らの拳でぶちのめしたかったってことなのかな。 【目次】(「BOOK」データベースより) 女たちのテロル/ガールズ・コーリングーあとがきに代えて 【著者情報】(「BOOK」データベースより) ブレイディみかこ(ブレイディミカコ) ライター。 ハンストは自然に背く主体性の誇示であるが、「強制摂食」はレイプともいえる体験で、本来主体的であるはずの食事の主体性が剥奪される、身体の蹂躙である。 日本の占領下にあった朝鮮で生まれ育ち、3・1運動に刺激され、朝鮮の独立を目指す民族運動に加担するが、内部の揉め事や軋轢によって運動自体に幻滅して日本に渡り、に共鳴してとなり、日本の権力階級を敵とみなすようになる……もちろんこの経歴に嘘偽りはないのだろうが、何と言うか、漠然としながらもすごくわかりやすいところが気になった。 権力と権威と暴力は、一個人の、特に女性の尊厳を根こそぎ奪い、苦しめ、諦めさせる。

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